Northerly wind

傷ついた脚を引きずって
旅に出た
還る場所は
今も静かにその時を待っていた

何かを信じていた
毎日 毎晩 静かに輝く北極星の方角に
届くはずのない祈りを

腕はもう動かない
それでも北を目指して
目指す場所に何があるか分からない
それでも何かを信じていた
祈りが届くのを祈っていた

光を失った
失うことに恐れはなかった
そんな強がりはもう続かない
絶望に変わった祈りを
最後にもう一度だけ
暗闇の世界に向かって

逃げる場所はどこにも無く
叫んでも喚いても
還らざる場所 永遠に 消えて
走馬燈 廻り続ける

Northerly wind blows.
Alone in the dark.
No one reminds it.
It's time to close my eyes.

2006/05/28 18:39 | カテゴリ:短編詩
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